13日、14日の試飲会は両日ともに満席となりました。ホント、いつもの事ですがすぐにいっぱいになってしまい申し訳ありません。大人気ってほどの事はなくてですね、ひとえに狭い店なので席数が極端に限られてるのが原因でして。
今回は寝ている間にお申し込みがいっぱいになり、結果として何人かのお客さまにお詫びのメールをお送りする事となってしまいました。重ねてお詫び申し上げます。早寝早起きなんです、ぼく。
台風18号が台湾を直撃。今週は南部東部を中心にえらい事になったようです。高雄の友人も結局火曜日から明日まで会社をお休みにしたそうで。被害に遭われた方には心からお見舞い申し上げます。アメリカでもハリケーンが大暴れしてるようで、なんか地球規模で物騒な気候になってるんすかね。
東京は雨模様の土曜日になりました。窓から入ってくる風がひんやりとして湿気を帯びています。久しぶりにしっとりとした秋らしい朝、杉林渓を飲む事にしました。
ガソゴソと私物の茶棚をひっくり返して見つけた袋の底のほうに3回分弱の茶葉。あれれけっこう飲んだんだなあ。
一昨年の茶葉です。脱酸素剤を多めに入れてはいますが、若干保存に自信がありません。コロコロと丁寧に丸められた茶葉からは特段の変化は見られません。
お湯注いでから一瞬スマホの通知に気を取られ、その分少し出すのが遅れました。小梅さんが見てない時で良かった。
そのため若干濃く出ていますが、それをさっ引いても随分色が濃いように見えます。杉林渓は高冷茶ほどではないにせよ高山のお茶らしい淡い黄色の茶水色なのですが、今朝のは赤みが入っています。酸素入っちゃったかな、とヘコみます。
杉林渓らしい、ちょうど高冷茶と凍頂の中間くらいの、淡麗な中にもしっかりとした強さを感じられる香りです。上手い事表現出来ないのですが、渋苦いようなギュっとした香りが心地よいです。
飲んでみると、いわゆるヒネた味ではなく、袋の中で程よく熟した味わいです。高山茶のたおやかさより台湾茶らしい程よい青さが少しだけ残った強さが感じられます。
思っていたより熟していて、懸念したほどのヒネもなく。番頭にとってはちょうど飲み頃という感じの味わいです。甘いものより塩味のほうが合うような気がしたんでちっさなプレッツェルを少しだけポリ…と。
窓からは重めの雲が立ちこめる空。濡れたアスファルトの道路を通る車のタイヤの音が時々聞こえてきます。静寂よりかえって静けさを感じる、そんな朝です。
今日はお出かけ日和な土曜日になりますな、こんくらいの雨だと。
お茶日和でもありそうです。
今日あたりは小梅さんがお手入れしたお茶を確認の為飲んでたり、入ったばかりの呉屯紅茶をお淹れしたりしてると思います。お気軽にぶらりとお越し下さいませ。今日みたいな天気の日は何飲んでも美味しいに決まってますんで。