
4月8日。
お釈迦さまの誕生日です。
天上天下唯我独尊、って唱えた日って事っすかね。ずいぶんとおませさんだ事。
お寺さんによっては月遅れの5月8日の場合もあるようですが、日本では今日4月8日を誕生日として「灌仏会」を執り行うお寺が多いようです。中国は旧暦でやるようです。
やや死語気味かもしれませんが物事が台無しになる時の『オシャカになる』の語源でもあります。鍛冶屋さんがうっかり火を強く入れすぎて作り損なった時に「火が強かった」=『しがつよかった』(江戸弁では「ひ」が「し」になります)、転じて「しがつようかだ」(4月8日だ)=『お釈迦になっちまった』というかけことば。いわばオヤジギャグのかなり高度なバージョン。江戸っ子って基本的にヒマだったんすかね、やたらダジャレとか落首の類いが多く残ってます。

人形町は寺町ではなく、神社の町です。池上や谷中、三田といったお寺が多く林立する地域とは対照的にあまりお寺さんは多くありません。そんな中で人形町のお寺といえば、は大通り沿いにある大観音寺さんです。「おおがんのんじ」と読みます。通りからちょっと奥に引っ込でるのと、見ての通り細い階段の奥に本堂があるんで普段は目立ちません。鉄製の観音様の頭だけ、が鎮座されてるユニークなお寺です。韋駄天さまもいらっしゃるんで東京マラソンの前は試走がてらにお詣りされるランナーさんも多いんだとか。
浅草寺の末寺という立ち位置でもあるようです。

そんな普段は地味なお寺さんも灌仏会は賑やかです。写真はコロナ禍前の光景ですが、今年も賑やかに花祭りが開催されます。
神仏関係に不案内なんであやふやですが、甘茶を掛ける…んでしたっけ。
今日一日はご本尊さまも開扉されます。

商店街組合さんによる甘茶とお菓子の振る舞いや大抽選会も予定されています。
普段は静かな門前も今日は賑やかにお釈迦様にハピバ。
甘茶は結納や婚礼の時の桜茶と並んで「こんな時でしか飲まないお茶」ですんで甘茶飲みに足をお運びくださいな。

幸いお天気にも恵まれ、絶好のお出かけ日和になりそうです。
茶葉のお手入れしながら仏手でも淹れるとしましょうかね、小梅さん。

大事な茶葉をおしゃかにしないように気を付けながら。