
雨も上がり、今日もお茶日和の良い一日になりそうです。
今日はちょっと気になってるお茶を飲みます。

鳳慶古樹。雲南の紅茶です。2021年の茶葉なので早いものでもう4年になるんですね。
番頭は正直言ってこの紅茶は頻繁に飲んでいる記憶がありません。同じ古樹紅茶なら易武古樹のほうはよく飲みますし、古樹じゃないほうの鳳慶はそれこそ嫌っちゅうほど飲んでます。なんででしょう、影が薄いんすかね。
3グラムでじゅうぶん、と小梅さんが言ってたのでお説に従います。
易武古樹と較べると一回り小さく細い茶葉で、程よくキャメル色に変化した金毫がちらほら見られます。

沸騰したお湯で淹れます。約20秒で一煎目。
杯底香はパウンドケーキかサバラといった少しウェットな生地のお菓子のような甘み。それにほんのちょっとの発酵のにおいが感じられます。
華やか、とは違いますね。青さの無い落ち着いたどこかほっとする湯気って感じです。

鳳慶の持つややこってりとした甘みと古樹らしい厚み。易武古樹のやや淡白にも思える透明感のある味わいを比較すると輪郭がはっきりしているように感じられます。スイスイ喉に落ちるというよりは少し口の中に滞留してちょっとずつ落ちていくような後を引く喉ごしも心地良いです。
雲南紅茶らしい柑橘の爽やかさに加えて花香もあります。なんの花ってのがちょっと表現できませんが。
いつの間にこんな美味しくなったんだ?

なるほど3グラムで十分でした。200ml近く入る天円地方壺で7煎。まだまだ余力はありそうでしたがこっちのお腹がタップンタップンになってしまったのでここで手打ち。中国紅茶らしい葉底を眺めてながら「成る程なあ」と独りごちます。
そもそもなんで気になってたかというと、留守番中よく売れてるからてのが一つ。番頭が薦めている訳でも試飲でお出しした訳でも無いのに、いつの間にか15gも30gも棚の陳列が少なくなってました。妖精の仕業ではないのでそれだけ売れてて、しかもたぶん以前に購入された方が黙って手に取ってお買い求めになってる、ちゅう事になりますな。
小梅さんが「とても美味しくなりました」と推してたのも一つ。そういや3月の雲南茶の試飲会の時も紅茶代表はこの鳳慶古樹で、白茶の小戸賽とガチガチにタイマン張らせてました。
そんな背景があっての先ほどの「成る程なあ」です。うん、これはリピーター多い訳ですわ。
半月の武夷山生活もお陰様で昨日で大団円。祝先生に後を託して今日は移動日です。最後の夜だからって訳じゃないと思いますが夕べのご飯はちょっとだけ皿数が多かったようです。乾杯などしつつ再訪を誓ったり、よくよくお礼申し上げたり。いやホント祝先生一家にはお世話になりっぱなしです。