
天門山核心区森林茶。
生茶のちいさい餅茶、一枚8グラムのポケットサイズ。
何が人様の琴線に触れるかわからないもので、エイヤッと仕入れた分があれよあれよという間にほとんど売れてしまいました。値段に十分以上に見合う良いお茶で美味しいのですが、まず味を茶葉の姿も判らない不見天でお買い上げいただくというのが、有り難くもあり、ちょっと不思議でもあり。
あきないは水物だなぁ、と改めてその難しさを実感しております。

岩茶が出揃いました。一通り検品と試飲が終わり、後はもうちょい火を足すものは焙煎籠に入れ、順次袋に入れて商品化していきます。
試飲していただけるように用意してありますので、茶荘にてお申し付けください。

出揃ったんでここらで試飲会をやります。お盆休みの真っ只中、10日と11日の二日間を予定しています。お題は岩茶です。
今年の新茶を軸に、新旧の比較や異なる品種の飲み比べをする予定です。どの岩茶をどういう風にお飲みいただくかは小梅さんの専権事項なので番頭にも判りません。
明後日木曜日の午後あたりにブログにてご案内いたします。お申し込みはご案内を以て受付開始とさせていただきます。
いつも同じ事を念仏のように繰り返しますが、なにしろ狭い店なので席が非常に限られております。満席になりました際には平にご容赦ください。
試飲会は岩茶も雲南のお茶も、引き続き不定期ですが開催いたします。

試飲、というと↑みたくエキスパート達が眉間に皺寄せてするピリピリしたものを想像して若干腰が引ける方もいらっしゃるかもしれません。
確かに、茶農さんが茶葉の出来を確認したり、バイヤー達が買い付けする「最前線の」現場での試飲はまさに「評茶」でそれはそれは厳しいものです。アホほどのんびりした小梅茶荘でも、どのお茶を買うか、どれくらい買うかってのを決める試飲の時はかなりピリつきます。険悪になったり口論になる事もあります、結構な頻度で。

翻って小梅茶荘の試飲会はどうかっつうと、そりゃまあのんびりしたモンです。
小梅さんは全力投球でお茶を淹れる事に集中しますんで、愛想振りまいたりする余裕はありません。でも茶座に流れる空気は決して張り詰めたものにはなりません。緊張と緩和の中間やや緩和より、って感じでしょうか。参加いただいた方にお訊きしないと定かではありませんが。たぶん「無」に近いんではないかと。その分参加される一人一人の自由度が高いのではないかと感じてます。学びの場という事に重きを置いていただいても、味わう事に集中していただいても。個人的には美味しいお茶をいっぺんに色々飲める変則的なドリンクバー、くらいに考えていただければ良いかなあって思ってます。

くだんの生茶は大慌てで雲南に連絡して拝み倒して手持ちの在庫を譲ってもらいました。結果的にこの小餅茶はほぼ小梅茶荘で全量購入した形になります。ええとこの高杆の挑采茶なので1アイテムあたりの量がまとまらないのですね。イレギュラーな仕入れが発生するたびに振り回されるんで番頭としてはたまったモンじゃないのですが、まあ嬉しい悲鳴ではあります。想定外にたくさんお買い上げいただいています。ありがとうございます。

「手の具合はどう?」祝先生から電話いただきました。心配をおかけしちゃって申し訳ないです。時間作ってまたお邪魔しますんで、いつものテーブルを挟んでお茶飲みながらたくさんお話し聞かせてやってください。
今回の試飲会でのお客さまの感想とか、どのお茶が評判良かったとか報告しようと思います。