
寝ても寝ても寝ても眠い。そんな朝です。ならもうちょい寝てりゃいいのに、と我ながら矛盾を感じますが生憎と体内時計が頑固なもんで。

いっちょ元気出していこうかね、と目覚まし代わりに生茶を飲みます。今朝は千家封を。2011年の生茶です。

先端恐怖症の人は画像を凝視せんように。マイ茶刀でサクサクと必要十分な量を崩します。一見手強そうですが意外なほどスムーズに刃が入ります。カサブタみたいな塊単位で取れるのではなく、茶葉が一本一本解れていきます。それだけしっかり水分が抜けたという事ですね。
ある程度まとめて崩しておくほうが面倒が無いのですが、こういう経年変化も実感しようと思ったら生茶の場合はこうやってちょっとずつ崩していくのもアリだと思います。

カサカサ感の強い茶葉。緑色と薄茶色、オフホワイトが良い感じに混在する茶葉をランダムに5グラム使います。

今朝は短めに。寒くなったので湯温がすぐ下がるのでヤカンをとろ火にかけたまま淹れていきます。短め10秒で出しました。もともとがドシンと重たい系の生茶ではないのでさっぱり目に淹れて飲むのが好みです。濁りではないのですが、少しだけ透明度は低いように感じられます。いわゆるキラキラとした綺麗な茶水色ではないように見えました。10年、11年の同期組と比較してもやや色が濃いっすかね。

杯底香は花の香りがかなりはっきりとしています。発酵臭はほぼ無し。ま、14年も経てばそりゃ抜けるでしょう。特に保管に気を遣っていたなんて事はなく、スーパーのサッカー台にロールで置いてある薄い袋に入れて軽く入り口縛った状態で置きっぱにしてました。良い塩梅で換気が出来てたのが結果オーライかと。

千家封といえば、の青竹のような爽やかな刺激は大分大人しくなりましたが、まだどこかに竹っぽさを残しています。渋みも口の中を探さないといけない程度、でも噛みしめるとちゃんと感じられます。で、そのかすかな渋みがゆっくり甘みに変わっていきます。やっぱ美味しいや、これ。

3,4,5,煎…立て続けに淹れて溜め込んでいきます。まだ部屋が暖まってないんで本当はもうちょいゆっくりペースで煎を重ねていきたいのですが、千家封はちょい温めでも美味しいので良しとします。
煎ごとの大きな変化が無いタイプの生茶です。持ち味が変わらない、と書くとどこか一本調子なイメージがありますが、その分安心して飲んでいけるのが強みです。今朝はびっくりもワクワクもお茶に求めていなかったんで。
それでも茶葉が開いたあたりの煎で味がしっかりしたのは感じられました。

ぼーっとながら飲みの出来る味と香りなので南瓜の種などポリポリしながらスマホ片手に飲みます。そんなカジュアルな飲み方も許されるドレスコードの無いお茶。かと言ってちゃんと飲めば飲んだで年数を経た味わいも堪能出来る優秀なお茶でもあります。

2011年、14年も経つお茶です。名産地千家寨の茶葉で、メーカーは昌泰茶業、と言うならばサラブレッドです。そのくせ値段がバグってんのか、ってくらい安いです。もともとそれほど高い餅茶じゃないというか、けっこうな量をまとめて仕入れたので調達価格が安かったのですが、今この値段ならとんでもなくお買い得、ではあります。それは同期、ほぼ同期の他の生茶と較べると一目瞭然。でもって飲みやすくて淹れやすいという、なんつうか付き合いやすい生茶です。

まだまだ書きたい事はたくさんあるんですが、今日のところはここまでです。
論より証拠、百聞は一飲にしかず。飲んだ事無い、という方は是非一度。生茶大好きな人にも、生茶不慣れな人にもお勧めの気の良いお茶ですぜ。