
ハッピーマンデー!番頭でっす。
思ったより降って、心配したほどは残ってない。そんなお江戸の朝です。こんくらいなら茶荘前の雪かきもやらなくて大丈夫かなあ。

岩茶の丹桂です。昨年11月の終わり頃に「福袋が片付いたらお手入れします」なんて書きました。福袋準備中は福袋にお入れする分、それが終わったら年末年始で心細くなった在庫の補充分、それが一段落したら今度はセールに備えて用意する分…。1つしかない焙煎籠は常に順番待ちの茶葉が列を作ってます。鹿浜のスタミナ苑ぢゃねえんだからもう。

なのでまだお手入れをする前、ファイナライズが終わってないプリプロ版みたいなモンです。2013年からたぶん手つかずの。
そういう目で見てるからかもしれませんが、所々に若干明るい緑色の茶葉が散見されます。それと一葉一葉がデカイです。毛茶ではなくちゃんと製茶終わった茶葉ですが、元来軽めの焙煎で仕上げてあるので尚更です。

5グラムがまあ嵩張ること。これ目分量でやったら絶対駄目なヤツです。
よく言えば大らかな、悪く言えばちょっとおっちょこちょいな外見です。

5グラム100℃20秒。冷えるんで予熱は念入りに。番頭なりの岩茶を淹れる時の「基本形」がこんな感じです。
熱湯を注いだ茶壺からも、茶水からもいわゆる岩茶らしい香ばしさとミネラルを感じさせる香りはあまり上がってきません。
鼈甲色の茶水色、透明度は高くなくキラキラもありません。この辺りはお手入れで変わる筈です。

杯底香はミルキー。桃かアプリコットあたりをシロップ漬けにしたような甘い香り。って書くとお子ちゃま向けみたく思えそうですが、ちょこっとカシスグレナデンのような大人っぽい魅惑的な香りも感じられます。

杯底香で感じられたこってりしたミルキーさは味には出ないようです。むしろすっきり爽やかで粘度を感じさせません。甘みの強くないオレンジか、逆に甘みの強いリンゴのような果実味。甘みもそれほど主張せず。金観音からキンモクセイっぽさを8割引いて、そこに果実香を補完したような、全体的にかなり軽やかな口当たりです。強いて言えばやや軽過ぎかな、≠薄い、≒浅いくらいの。って感じました。

後味に紅玉のようなほのかな酸味。後半の煎では少しシナモンのような香りが口の中に感じられました。爽やかなだけでなくスパイシーさも持ち合わせているようです。
軽やか系の岩茶の中でも軽やか故の弱点が少ないタイプと言えましょう。やんちゃでもお転婆でもない、どっちかというと委員長タイプかもしれません。

艶やかで揃った葉底を見ても、ああ素性の良い茶葉だなと感じます。これがお手入れを経てどう変化するのか、今から楽しみです。
…早く空かないかなあ、焙煎籠。

やるやる詐欺になったらアレですが、小梅さんをせっついてなんとか販売に漕ぎ着けるようにします。今しばらくお待ちを。