今日の一杯は岩茶の北斗です。
もともと一番古くからある品種の一つで、5本ある武夷岩茶母樹の一本から派生したもの。それを近年改良してリバイバルしたのが北斗一号=この品種です。
北斗、という日本人には何か身近に感じられるこの名前は、武夷山系の有名な北斗峰から付けられたものだそうです。同じような名前の付け方に「半天腰」などがあります。
飲みやすくて、でもしっかりとした香りと風味、岩韵が感じられます。北斗は当たりはずれがあるというか、栽培された場所や茶農のテクニック、焙煎の善し悪しがはっきり出る種類のようです。以前に飲んだものはなんだか間が抜けた味でした。今回のものは祝先生の作です。武夷山の岩肌で作られたものなのでしっかりと岩韵が入っていて生命力の強さを感じる味です。
登山の疲れも吹っ飛びました。