日中はまだまだ暑いですが、夕方ようやく涼しくなってきたので近所の公園で夕暮れと夕闇を楽しみながらの野点です。
川沿いの公園にあるバーベキュー広場のテーブルにお茶セットやお湯を入れたポットなどを持ち込んで簡易オープンカフェの開店です。茶盤などは家で使っているものよりかなり小さく、道具も使い慣れたものとは違うので最初は戸惑いました。
お店をひろげた時はまだ夕焼けの始まりといった時間でした。この日のお茶を黄観音〜高山茶と順に楽しんでいくうち、刻々と空は色を変えていきます。オレンジ、茜、薄墨、群青…秋らしくなった雲の形とあわせてお茶の味を一層引き立ててくれます。こういうのを「眼福」というのでしょうか。 杉林渓を飲んでいるあたりで手暗がりの夜になると、空の色に変わって今度はさまざまな虫の音が耳を楽しませてくれます。日本育ちではない私は普通の人が感じるであろう「蜩の声=物悲しさ」「みんみん蝉=盛夏と入道雲」というような音のDNAを持っていませんが、虫の鳴く声に秋の訪れを感じるようになりました。
オープンカフェ小梅茶荘は週4〜5日、夕暮れ時に川沿いの公園に開店します。お見かけの際はお気軽に声をかけてみて下さい。お客様用の席とお茶器はいつでも用意していますので。
・・・といってもこれだけではどこにあるのか判りませんね。次回もうちょっとちゃんとした写真が撮れたらまたご案内します。