来週からの台湾行き。目的の一つが冬茶の収穫と製茶を見に行くというものなので慌てて勉強です。本日の宿題は今回の渡台に合わせて送っていただいたサンプルの一部です。
杉林渓。これはちょっと水の色も味も今一つでした。香りは清香型特有の草っぽい清々しさがあります。
奇萊山春茶、という聞き慣れない名前のお茶です。ミルクティのような甘くて濃厚な香りがします。色は黄色にわずかな赤が入った感じ。味はやや淡泊で2煎目から少し落ちるのが早いように感じられます。
梨山雲霧茶。こちらもミルクティ系の甘くて濃い香りですがとても上品です。味もやや強めに出ます。長い時間で出しても渋みが強くでません。喉ごし口当たりともに女性好みのテイストだと思います。
この3種類と一緒にいつもの杉山渓を入れました。物差しになると思い同条件で味わいましたが、やはりこの杉山渓が香り、味ともに抜きんでているように感じられました。好みがあるので優劣は付けがたいのですが、すくなくとも私はこれが一番好きです。性格は全く異なりますが2番目をつけるとしたら梨山です。反対に梨山が好きな人には杉山渓は少し青臭く感じてしまうかもしれません。
予習のつもりがかえって混乱してしまい、ちょっと焦ってます。