私にとっては三度目の台湾。空港まで迎えに来てもらい、どこに行くのも人まかせだった前回までと違い今回は台北セクションはすべて自力でした。三日目夕方に台中駅で友人達と落ち合う事になっていたのでそこまでの移動も自前です。
まずは陶器の町鶯歌へ。台北駅からは鈍行列車で30分足らず。日本ではあまり見なくなった硬い切符に書かれた料金は31元。日本円で100円ぐらいです。 台北の駅は在来線の「台鐵」と新幹線の「高鐵」、地下鉄にあたるMRTの駅と3つが一緒になっていて最初はちょっと戸惑いました。
一番昔からある「台鐵」のホームです。新幹線が出来る前までは高雄行きの特急電車もここから出ていました。今でも走っているようですが特急でも5〜6時間はかかるようで、新幹線以前は我々外国の観光客は高雄への移動はもっぱら国内線飛行機だったそうです。
区間車、と呼ばれる鈍行列車です。なんとなく地元を走っているJR常磐線を思わせる垢抜けない感じが懐かしいです。この日乗車の列車は美味しい米粉(ビーフン)でお馴染みの新竹行き。鶯歌は5〜6駅目ぐらいのようです。
平日午前ののんびりとした車内。鶯歌行きの観光客でごったがえした車内を想像していたのでちょっと肩すかしです。ピカピカではないけど清潔な車内でした。
鶯歌で陶器屋さん巡りをした後は一気に高鐵桃園駅から高鐵台中駅まで新幹線です。台鐵の鶯歌駅と台鐵桃園駅は隣り同士で5分もあれば着くのですが、台鐵と高鐵の桃園駅が結構離れているらしく、鶯歌の親切なおばちゃんに調べてもらった結果、高鐵桃園駅まではタクシー。それでも20分以上かかり、目指す列車には滑り込みで乗れました。
台中まではほんの30分。高鐵桃園駅は台北(桃園)国際空港からシャトルバスで15分。高雄や台中、台南などに向かう人はこのルートが圧倒的に早く、かつ便利なようです。台湾新幹線は時間帯によって割引があり、その為指定席が自由席より安い事もあるようです。そのへんの雑事は番頭さんに任せていたので判りませんが、彼は行きは自由席、帰り(台中〜台北)は割引指定席を自動販売機で購入していたようです。
台湾にたびたび仕事で来ていた番頭さん曰く「便利になったもんだなあ、台湾も。オレが高雄に通っていた頃は(以下長いので割愛)・・・」という事で、この数年で台北、高雄始め台湾の交通網は飛躍的に進歩したそうです。そういえば行き帰りの空港〜ホテル間の移動に使ったバスも安くて判りやすかったです。
たびたび訪れる事になりそうな台湾。まだまだ台中〜鹿谷/竹山/杉林渓の移動に課題が残るものの、自力でどうにかなりそうで嬉しいです。